インストールの際、システムに対してユーザを作成するよう求められていたかと思います。YaST のモジュール
を利用することで、インストール後でもユーザを追加したり既存のユーザを編集したりすることができます。ここでは、ネットワークサーバ側でユーザ認証を行うようにシステムを設定することもできます。本章では、言語と国の設定方法について説明しています。システム全体に対する言語設定のほか、特定のユーザやデスクトップ環境、もしくは特定のアプリケーションにのみ一時的に設定することもできます。これに加えて、第二言語を指定したり、日付や国の設定を細かく調整したりすることもできます。
openSUSE® Leap では、ネットワークプリンタなど、様々な種類のプリンタから印刷することができます。プリンタは手作業で設定することができるほか、 YaST 経由で設定することもできます。設定方法については 第17章 「プリンタの設定」 をお読みください。また、印刷ジョブの開始や管理については、グラフィカルなユーティリティとコマンドラインのユーティリティの両方が用意されています。印刷が正しく動作しない場合は、 7.8項 「トラブルシューティング」 をお読みください。
FUSE とは Filesystem in User Space の略で、特権を持たないユーザがファイルシステムを設定したり、マウントしたりすることのできる仕組みです。通常、ファイルシステムは root
でなければ操作ができませんが、 FUSE ではそれができるようになっています。また、 FUSE それ自身はカーネルモジュールとして提供されているもので、 FUSE と対応するプラグインを組み合わせることで、 SSH での接続や ISO イメージなどが、ファイルシステムとして利用できるようになります。