openSUSE® Leap では、直接接続されているプリンタでもネットワーク上離れた場所にあるプリンタでも、簡単に印刷を行うことができます。本章では、 openSUSE Leap におけるプリンタの設定方法と、印刷ジョブの管理方法について説明しています。
プリンタをインストールする前に、まずは root
のパスワードとプリンタに関する情報を収集しておいてください。また、プリンタの接続形態によっては、プリンタの URI と TCP/IP アドレスもしくはホスト名、およびプリンタに使用するドライバなどの情報も必要となります。なお、 openSUSE Leap には一般的なプリンタ向けのドライバが用意されています。プリンタのドライバが見つからない場合は、プリンタの製造元の Web サイトをご覧ください。
まずは CUPS 印刷サービスを起動し、およびシステムの起動時に自動的に開始されるよう設定します:
>
sudo
systemctl enable cups.service>
sudo
systemctl start cups.service
デスクトップでマウスの右ボタンを押し、
を選択してから を選択します。右上にある root
のパスワードを入力します。
ボタンを押します。
一覧内に多数のプリンタが表示されてしまう場合は、ダイアログの下部にある検索ボックスに、 IP アドレスやキーワードなどを入力することで、フィルタを適用することができます。
利用可能なプリンタの中からいずれかを選択して、
を押します。インストールされたプリンタは、プリンタパネル内に表示されます。これで任意のアプリケーションから、印刷処理を行うことができるようになります。
お使いのコンピュータにプリンタを接続して、プリンタの電源を投入します。多くの種類のプリンタは接続時に自動的に認識されます。
プリンタが自動的に認識されない場合は、下記の手順を実施してください:
printer
と入力します。
root
のパスワードを入力する必要があるかもしれません。
ボタンを押します。
ポップアップウインドウが表示されたら、該当するプリンタの型番を選んで
を押します。インストールされたプリンタは、プリンタダイアログ内に表示されます。これで任意のアプリケーションから、印刷処理を行うことができるようになります。
printer
と入力します。
パネルを開くには
を選びます。お使いのシステムの環境によっては、右上に表示された root
のパスワードを入力する必要があるかもしれません。
プリンタの隣にある
ボタンを押します。を押します。
必要に応じて設定を変更して、ダイアログを閉じます。
誤って不要な印刷を実施してしまった場合は、紙とインクを無駄にしないため、印刷ジョブをキャンセルしたほうがよいでしょう。
printer
と入力します。
パネルを開くには
を選びます。ダイアログ内の右側にある ボタンを押します。
なお、一覧内に印刷ジョブが見つからない場合は、既にジョブは印刷済みと思われます。
ボタンを押して印刷ジョブをキャンセルすることができます。