適用先 openSUSE Leap 15.7
4 KVM 仮想化の紹介 #Edit source
4.1 基本的なコンポーネント #Edit source
KVM はハードウエア仮想化機能を持つアーキテクチャ向けの完全仮想化ソリューションです 。
VM ゲスト (仮想マシン), 仮想ストレージ, 仮想ネットワークの管理は、 QEMU のツールから直接実行することができるほか、 libvirt ベースのスタックでも管理することができます。 QEMU ツールには qemu-system-ARCH が含まれているほか、 QEMU モニタや qemu-img , qemu-ndb なども含まれています。また、 libvirt ベースのスタックには libvirt それ自身のほか、 virsh , virt-manager , virt-install , virt-viewer などの libvirt ベースのアプリケーションが含まれています。
4.2 KVM 仮想化技術 #Edit source
この完全仮想化型のソリューションは、主に 2 つのコンポーネントから構成されています:
仮想化の中枢インフラストラクチャと、プロセッサ別のドライバであるカーネルモジュール (
kvm.ko,kvm-intel.ko,kvm-amd.ko) 。VM ゲスト (仮想マシン) における仮想デバイスのエミュレーションや制御の仕組みを提供するユーザスペースプログラム (
qemu-system-アーキテクチャ) 。
KVM という用語は、狭い意味ではカーネルレベルの仮想化機能を指す用語ですが、実際にはユーザスペースのコンポーネントを含む用語として使用しています。
