複数のシステムに対してインストールを行う場合、インストール先のシステムに合わせて自動調整を行ってくれるようなプロファイルがあると便利です。 AutoYaST では、 3 種類の仕組みでインストール時にプロファイルを調整することができます。
ルールとクラスを使用することで、様々な方法でマシンのインストールをカスタマイズすることができます:
ERB テンプレートとは、プロファイル内に Ruby 言語のコードを埋め込むことのできる機能で、インストール時にプロファイルを修正する機能を提供します。この仕組みを利用することで、システムの状態を検知してプロファイル内の設定値を調整したり、セクションの追加や削除などを行ったりすることができます。
4.31.1項 「事前スクリプト」 で示しているとおり、プロファイルの内容を変更するためのインストール前スクリプトを設定することができます。このスクリプトは簡単に言うと、スクリプトが /tmp/profile/modified.xml
ファイルを生成すると、 AutoYaST はその生成されたプロファイルを読み込み、元のプロファイルを廃棄する仕組みです。