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適用先 openSUSE Leap 15.7

パート V カーネルのチューニング Edit source

13 I/O 性能のチューニング

I/O スケジューリングの制御とは、ストレージに対して送信される入出力操作をどのような順序にするのかを決めるものです。 openSUSE Leap では エレベータ と呼ばれる様々な I/O アルゴリズムに対応しています。これにより、様々な使用環境に対応することができるようになっています。エレベータはシーク操作を減らすためのものであるほか、 I/O 要求に対する優先順位付けとしても使用されます。

14 タスクスケジューラのチューニング

openSUSE® Leap のような現代型のオペレーティングシステムでは、通常の状態でも複数の処理を同時に動作させることができます。たとえばテキストファイル内を検索しながら、同時に電子メールを受信し、さらに外付けのハードディスクから巨大なファイルをコピーしたりすることができます。また、これらのようなシンプルな処理であっても、システム内では様々な追加のプロセスが動作します。それぞれの処理に対して必要なリソースを提供するため、 Linux カーネルではツールを利用して、個別の処理にリソースを配分することができます。これが タスクスケジューラ の仕組みです。

15 メモリ管理サブシステムのチューニング

カーネルのメモリ管理動作を理解してチューニングするには、まず動作に関する概要と、他のサブシステムとの連携を理解するところから始めるのがよいでしょう。

16 ネットワークのチューニング

ネットワークサブシステムは複雑な構造であるため、チューニングはシステムの用途に大きく依存するほか、ソフトウエアクライアントやハードウエアコンポーネント (スイッチ、ルータ、ゲートウエイ) などの外部要素にも依存します。 Linux カーネルでは、オーバーヘッドを低くしたり高いスループットを提供したりする代わりに、信頼性と遅延の少なさを主眼に置いてします。また、その他の設定はセキュリティを低下させますが、性能を改善することができるようになっています。

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